業界情報
Vol.17 天然砕石と再生砕石の出荷量と利用量の推移について
今号では、日本国内における「砕石全体の用途別出荷量の推移」と「天然砕石と再生砕石、鉱さいの利用量の推移」について各省の調査結果を基に解説します。
砕石全体(天然砕石+再生砕石)の用途別出荷量の推移

平成 5 年度から平成28年度にかけて砕石全体の出荷量は、減少傾向にあり、この間に約60%減少しています。
特に、道路用としての出荷量が減少しており、この間に約75%減少しています。
※出典:砕石等動態統計調査(経済産業省)、平成30年度建設廃棄物の再資源化に関する調査・検討業務報告書(環境省)2019年3月
天然砕石と再生砕石、鉱さいの利用量の推移

平成 7 年度から平成24年度にかけて、再生砕石と鉱さいの利用量はほとんど変化していないのに対して、天然砕石の利用量は約60%減少しています。
2025年現在もこの傾向は続いており、再生砕石の利用量は、天然砕石の利用量に近づきつつあります。
※出典:建設副産物実態調査(国土交通省)、平成28年度建設廃棄物の再資源化に関する調査・検討業務報告書(環境省)2017年3月