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中小企業SBT認証を取得しました。黒姫グループは、温室効果ガスを削減し、気候変動対策に貢献します。

投稿:2023-08-24 更新:2023-11-16

黒姫グループは、政令指定都市のがれき類の収集運搬業・中間処理業において、中小企業SBT認証を初めて取得しました(2023年7月28日付)。
さらに東日本の産業廃棄物処理業界(がれき類の収集運搬業・中間処理業)でも、初めての取得となりました。

(中小企業)SBTとは

温室効果ガスのイメージ、地球温暖化対策

SBTとは、企業が環境問題に取り組んでいることを示す目標設定のひとつで、2015年のパリ協定(気候変動問題に関する国際的な枠組み)で誕生しました。
『Science Based Targets』の頭文字を取った言葉で「科学的根拠に基づいた目標設定」と訳されます。
ここでいう目標設定とは、産業革命以降の気温上昇を2℃未満(もしくは1.5℃未満)に抑えるという国際的な目標に整合するよう、各企業が基準年に対して2030年に温室効果ガスの排出削減を何%削減するかという具体的な目標設定です。

SBTの中でも、『中小企業SBT』は従業員数500人未満の企業を対象にしたもので「事業者自身が直接排出する温室効果ガス(Scope1)」と「他者から供給された電気などの使用により、間接的に排出する温室効果ガス(Scope2) 」の削減が目標設定の対象になります。

SBT 認証・運営 組織

SCIENCE BASED TARGETS

SBTの認定と運営は「CDP(国際NGO)」「UNGC(国連グローバル・コンパクト)」「WRI(世界資源研究所)」「 WWF(世界自然保護基金)」の4つの組織によって行われています。日本では、環境省が「グリーン・バリューチェーンプラットフォーム」でSBT全般についての資料提供を行っています。

環境省「グリーン・バリューチェーンプラットフォーム」排出削減目標設定

SBT認証取得企業数(中小企業SBT認証取得企業数)

2023年3月時点でのSBT認証取得企業は、全世界で2,310社でした。この内、日本におけるSBT認証取得企業は369社でした。さらにこの内179社が、中小企業SBT認証取得企業となっていました。
そして2023年5月時点では、日本のSBT認証取得企業数は504社まで増えており、全世界では3,000社を超えたと言われています。

黒姫グループは、全世界で3,000社(日本企業は504社)ある認証取得企業の内の1社です。
中小企業であっても、環境配慮は企業の責務と捉え、2050年のGX・カーボンニュートラル(=温室効果ガス実質ゼロ)達成に向けて、黒姫グループ全社員が一丸となって、具体的な脱炭素アクションを推進していきます。

黒姫グループの中小企業SBT目標設定と目標達成の方法

SDGs

黒姫グループは、 2021 年を基準年とし2030 年までに 42%の温室効果ガスを削減することを目標設定しています。目標達成のための方法としては、Scope1では「ダンプのデジタコ活用による高燃費運転の実践」「トラックの定期的入替えによる低燃費化」「社有車への電気自動車の導入」などを、Scope2では「工場や事務所での光熱費の削減」「自然エネルギーの導入」などを会社方針として実践していきます。

黒姫グループは「住み続けられるまちづくりを」「気候変動に具体的な対策を」実践するグループとしてSDGs(持続可能な開発目標)達成に貢献し、社員一同、「誇り」と「熱意」を持ち「自分のためだけではない」という視点で、子どもたちが安心して暮らせる「未来のための環境」を創っていきます。

黒姫グループ全社が「中小企業SBT」認証取得企業

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